最近妻とその友人達の間で話題になっているのがタイトルにもあるアメリカでの人工中絶違憲判決だ。
妻曰くSNSではこの話題で持ち切りのようで、”男なんて必要ない”というものや”男は女性の体の出来事に対する権利は持ってない”と様々な意見がある。
中絶が禁止の理由は聖書からくるもので、簡単に言うと胎児の状態でも神の目からは人として見えてるので中絶は殺人であるという事らしい。特にカトリックにおいては受精した瞬間から人間として考えられる、すなわち受精卵の状態でも人間として扱われ、人工中絶をした場合「人間を殺してはいけない」という考えを犯すことになる。
というわけでキリスト教、特にカトリック教徒では人工中絶に対して反対しているらしい。
で、この話題が出たときに妻から「日本はもの凄く中絶が多い」と言われたが実のところオレ自身もそう思っていた。
何かの本で読んだ記憶があるのだが確か1980年代ぐらい、ヨーロッパでは日本に観光に行くと言うと「あっ…..」察し….
となったそう、理由は日本行きのエアラインはabortion airlineと言われておりカトリックの影響の強い国では中絶が憚れるので簡単に出来る日本で行うとあった。本当かどうか分からないが。
気になったので調べてみた所、資料があった。
資料を見る限り確かに多いが、多かったのは過去の話で1985年だと50万件を超えていたが現在では世界でも少ない部類だ。
というわけで印象で多いと思っていただけで日本での中絶件数は減少していた。
上の国際比較図と比べてもみても少ないので俺や妻の[日本は中絶がとても多い]といういのは完全に間違いであったことが分かる。
まとめ
さて、妻の意見としては「日本の現状は良いものだと思う中絶を選ぶとしてもそこまで難しくなく、個人の事情で選ぶことが出来る。例えば強姦での妊娠や胎児に深刻な異常や障害が分かった場合等状況により選択が出来るのが望ましいと思う」というものでこれは多くの日本人と同じくする意見だろう。
命の尊さは理解しているが、妊娠について最終的な決定権は女性にあり妊婦さんの権利は守られるべきというのがオレ個人の意見だ。
終わり
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